葬儀時の葬儀物品

葬儀物品の知識

葬儀物品
葬儀物品とは、葬儀を執り行うに際し遺体を入れる棺、葬儀式に必要な祭壇、その付属品、遺体搬送のための寝台車・霊柩車、葬儀式の進行に必要なスタッフ・司会者など葬儀に関する必要なものをいいます。

葬儀と葬儀物品の関係
儀式の必需品
葬儀は1つの儀式です。儀式を行うことによって故人の生きてきた道、故人の思い出を大切にという儀式なのです。その儀式を飾るのが葬儀物品なのです。

最近では、葬儀という儀式を省いた直葬という葬儀形態も出てきております。この直葬も葬儀物品である棺は必要不可欠な物品です。
葬儀の装飾品
葬儀物品は、葬儀式の装飾品の一面もあります。棺は葬儀の必需品ですが、哀悼ビデオ、DVDなどは葬儀の装飾だと思います。

葬儀の価格差
葬儀は値段が有って無いようなものと言われます。これは、葬儀費用がピンキリという価格差が激しいからなのです。なぜ価格差が出るのでしょう。

それは、前述のように故人を偲ぶために盛大な葬儀にするかどうかにかかってくると思います。葬儀式場を選ぶ場合、ホテルのような豪華な式場を選ぶか、そうでないかによっても明らかに値段が違うということが分かると思います。

祭壇にしてもそうです。式場前部には、白木の祭壇とその周囲に飾られた沢山の生花があるかないかによっても、価格差が出てくるのは明らかだと思います。価格が高いのは、その葬儀を盛大に催していると思います。

葬儀の考え方
葬儀式は、故人を偲ぶ最後の祭典なのです。私達はご先祖、父、母、自分が生きてきて関わった人があって、自分自身があるのです。その自分とかかわりのあったご先祖、父、母、友人、知人の最後の関りが葬儀式なのです。

このように葬儀式を大切にすることによって、自分と関わった人が又、同じようにその気持ちを受け継いでくれるのです。このような気持ちが人という人間を幸せに導いてくれると思います。

葬儀物品の選び方

葬儀物品は葬儀予算を考えて
葬儀物品はその家庭の予算で選べばいいと思います。
例えば、お婆さんの時は数百万円かけて盛大な葬儀を行った。お爺さんの時も、お婆さんの時と同じように盛大にしてやらなければ可哀そうだ。

など、予算を考えながら自分の思いを形にするために、その葬儀にあった葬儀物品を選べばいいのです。
或いは身内、親族が少なく数名程度の参列者のみであれば、祭壇は質素に故人を偲ぶ程度に、と考えて葬儀物品を選べばいいのです。

絶対やってはいけない葬儀物品の選び方
「故人は、もういない」「結婚式にお金をかけていいが、葬式には、お金をかけたくない」など、故人を偲ぶという気持ちを持たないで、
只、只、葬儀費用をケチるという考えで葬儀を行うことです。このような気持ちで葬儀物品を選ばないことです。
どんな質素な葬儀であっても、故人を偲ぶという気持ちを忘れないことです。

葬儀物品などの決定

葬儀に関わるサービスの意義
葬儀に関わるサービスとは、ご遺体を入れる棺、骨壺、祭壇、司会、霊柩車など葬儀に必要な物品、担当(人)、搬送の車など葬儀に必要な全てをいいます。

主なサービスの種類
① 祭壇 ② 生花 ③ 棺 ④ ドライアイス ⑤ 納棺用品 ⑥ 枕飾り ⑦ 白木位牌 ⑧ 遺影写真 ⑨ 寝台車 ⑩ 通夜進行係員 ⑪ 司会 ⑫ 式場使用料  ⑬ 火葬料  ⑭ 霊柩車 ⑮ 供物 ⑯会葬礼状  ⑰ 返礼品
セットプランの一例
① 祭壇 ② 棺 ③ ドライアイス ④ 遺影写真 ⑤ 枕飾り ⑥ 後飾り ⑦ 寝台車 ⑧ 式場使用料

葬儀に関わるサービス以外
通夜の時・葬儀の時の飲食費、宗教者へのお布施など、寝台車・霊柩車以外の搬送車

葬儀社によってサービス品・セットプランに違い
各葬儀社によって、サービス内容が違います。これはよく比較しなければ分からないと思います。
費用が安いと思って飛びついたところ、サービス品に入っておらず追加物品として購入した場合、高くつき「高い値段の設定をしている」と思っていた葬儀社よりも高くついたと思う時もあります。
慎重に1つ1つこまめに検討しなければなりません。
セットプランも同じです。
セットプランは安いと思って飛びついたところ、追加注文した場合、逆にセットプランでない方が安くつくということもあります。
このように、葬儀社を決める場合やサービス(葬儀物品など)を決める場合は慎重に決めなければ、逆に高くつく結果となってしまいます。

葬儀物品選びに注意
葬儀となった場合、葬儀物品には1つの物品にも、価格の違う同一物品が色々あります。
「こちらの葬儀社は高い」と思って、他の葬儀社にあたったところ、粗悪な物品の多い葬儀内容で物品を選び直したところ、高いと思っていた葬儀社よりも葬儀費用がかえって高くなったということもあります。
葬儀に関わるサービス(葬儀物品など)を選ぶ場合は注意が必要です。

無駄な出費を抑える
葬儀に際し、葬儀社に依頼した場合、どのような葬儀にするかを考え、出来るだけ葬儀費用を抑えるように工夫したいものです。
そのためには、葬儀物品を吟味して決めていかなければなりません。
葬儀社によっては、セットで割安感を出しているところがありますが、必要のない葬儀物品が含まれている場合、無駄な出費に繋がります。

葬儀物品などの決め方
① 不要な物品は購入しない
門前飾り(自宅用)高張提灯。道路案内、門標の看板などは、最近の家族葬と呼ばれるお葬式には不要ではないでしょうか。
葬儀担当者に勧められても、よく吟味して葬儀物品を決めましょう。
②特に価格差のある葬儀物品
ア、祭壇
イ、棺
ウ、骨壺
③ 全体の見映えを考える
葬儀に際しては、全体的見映えも考えたほうが良いと思います。祭壇が立派でも、葬儀会館の出入り口付近が貧弱であれば祭壇を高価なものにしても意味がなくなると思います。
④ 参列者に配慮を
お葬式は、故人の最後のお別れの場ですから、出来るだけ故人と関わった人たちに参列して頂くのが最良だと思いますので、あまり出費を抑えての貧弱な葬儀にはしたくないものです。
例えば、葬儀会館の交通整理のガードマンがオプションになっている場合があり、その費用をケチるあまり参列者が葬儀会館への出入りにおいて、非常に気を使う場合がありますし交通事故に繋がりかねない場合もあると思います。
出費を抑えることも大事ですが、参列者への配慮も考えて、葬儀物品などを決めたいものです。

各葬儀物品

葬儀費用の価格差の一因
葬儀費用は、価格差が大きく葬儀社選びに苦慮される方が大半だと思います。その原因の一つが、葬儀物品にあると思います。
○祭壇
祭壇の意義
祭壇とは、葬儀式に用いられる壇をいいます。遺影写真や供物を飾り、故人を偲び供養します。
葬儀において、価格差が最も大きいのがこの祭壇です.

祭壇は値段差が大きいので慎重に!!
お葬式となった時、葬儀社を決めてほっとしたのもつかの間、葬儀担当者と葬儀について色々打ち合わせをしなければなりません。
この場合、気を付けなければならないのは、殆ど経験しないお葬式ですから、葬儀社の勧めるままに決めないことです。

即決で決めない
慎重には慎重を期して決めることです。
予算的に一番大切なのが「祭壇をどれにするか」です。
この祭壇が、お葬式の中で一番値が張るのです。

葬儀担当者より説明を受けながら祭壇の写真を見て、どの祭壇にするか決めなくてはならないのですが、あまり経験しないお葬式で決めるのは難しいと思います。

祭壇を決める着目事項
① まず考えなくてはならないのは、葬儀参列者は身内だけか、ある程度親戚が来るのか、一般の人も参列して頂くのか。
② 親戚の者が供花して頂けるのか、供花して頂ける人数、供花数はいくらかなど

祭壇の種類
一昔前までは白木祭壇が主でしたが最近では、祭壇は生花祭壇が主流となってきています。
もちろん白木の祭壇と生花祭壇の組み合わせもあります。
① 白木祭壇
② 生花祭壇
③ 白木祭壇と生花祭壇の組み合わせの祭壇

最近は花祭壇が主流
以前は、白木祭壇が用いられてきましたが、最近は生花祭壇が主流を占めています。
白木祭壇は、値段的に不透明なところもあり、レンタル代も案外高く、最近の家族葬では花祭壇が主流を占めているようです。
葬儀費用が安い場合、花祭壇の花の量が少なく、祭壇が貧弱に見える場合がありますので、気を付けなければならないと思います。

祭壇を決める1番いい方法
参列して下さる方が供花をしていただける場合、その数が多ければ多いほどそれだけで祭壇(祭壇付近)は豪華なものとなってきます。
ですから、「その供花が多く豪華になるのでは」と、予想される場合はその供花の豪華さなどを考えて祭壇を決めるのも一つの方法です。
どの葬儀社も祭壇に3~5のランク付けはしています。その中から選ぶようになりますが、1ランクで金額的には10万円~20万円の差があると思います。
ですからどうしても祭壇は高額となってしまうのです。

○ 棺桶(棺)
日本では人が亡くなった場合、ほぼ、火葬を行うことになっていますので、棺桶(棺)は可燃性素材のものが使われています。
材質は殆どが木製で、木材の種類は・桐・樅(もみ)・檜が使われます。
一般的には、桐製のもので値段的には装飾によって5万円~50万円の値幅があります。又、材質、装飾によって数百万円するものもあります。

○ 骨壺・骨箱
骨壺の意義
骨壺とは、遺骨を納める容器のことで、陶磁器が使用されています。
骨壺は、焼き物の種類、絵付け、骨壺の大きさ等によって値段差があります。骨箱は骨壺を入れる箱です。

骨壺の選び方
① お墓に納骨する時のことを考えて骨壺の大きさも考えましょう。
地域によっては、骨壺のままお墓に納骨しますので大きさも考えなくてはなりません。
② 自分宅の予算を基本に考えて決める

極端な選び方をしない
骨壺を選ぶに際して「どうせお墓に入れるのだから、安いものでいい」とあまり極端に考えないほうがよいと思います。ある方が後悔して言われているのですが、
「遺骨はどうせお墓に入れるのだから一番安いものでいい。」と選ばれたらしいです。
が、その骨壺は小さく、「愛犬が亡くなった時に入れた骨壺と一緒だった」と後悔されていたのを聞いたことがあります。

納め方
骨壺のまま遺骨をお墓に収めるのではなく、遺骨を白布に包んでお墓に収める地域がありますので、その場合は高価な骨壺は必要ないかもしれません。

○ 寝台車
寝台車は、病院などから安置場所に遺体の搬送に利用される車両です。 最近では、霊柩車の代わりにこの寝台車が利用されていることもあります。

○ 霊柩車
霊柩車は、遺体を安置している葬祭会場或いは自宅から火葬場の移動に、使用される特殊自動車のことです。
葬儀・葬式に於いて、一昔前は櫓付きのものが主流を占めていたと思いますが、現在は櫓付きのものは殆ど使用されません。
霊柩車は、葬儀物品の中でも案外価格差が大きいものです。
ですから現在は、葬儀費用を抑えるため霊柩車ではなく、寝台車を利用して火葬場までご遺体を搬送する葬儀社も少なくありません。
安心、適正価格の葬儀を行うため、葬儀社依頼前に、是非ご相談下さい。

○ 後飾り
後飾りとは、火葬を終えたお骨を安置しておくテーブル状の祭壇です。2~3段のものもあります。
一般的に、お骨は満中陰(四十九日)の忌明けまで安置します。祭壇には、生花、線香、蝋燭、供物などを飾ります。

○ 供花(きょうか)
供花とは、一般的に葬儀の際にお悔やみの気持ちを込めておくるお花のことです。この供花は、葬儀式場、祭壇を飾るお花とも言えるでしょう。
ですから、遺族、親族、知人、そして遠方で葬儀に参列できない人や香典の代わりとしておくられる人もいます。

○ 遺影(いえい)
遺影とは、故人を偲ぶために作られる写真をいいます。
通常は、お葬式の時に飾られ、自宅では床の間或いは仏壇の上の真上を外して飾られる事が多い。
通常は胸から上の写真が利用されます。

○ 位牌(いはい)
死者の祭祀のために戒名、あるいは法名を記した板をいう。現代の葬儀には、白木の位牌を使用する。

○ 会葬礼状
会葬礼状とは、通夜、翌日の告別式の会葬者に出すお礼状のことです。

○ 会葬返礼品
会葬返礼品とは、通夜、翌日の告別式に参列して下さった方へ会葬礼状に付けてお渡しする品物のことです。
会葬返礼品は、香典を頂いていなくても弔問客の方にはお渡しします。

○ 死に装束(しにしょうぞく)
死に装束とは、納棺前に故人に対して着せる衣装のことである。名号・経文などが記載されているものは経帷子という。

○ 経帷子(きょうかたびら)
経帷子とは、納棺前に故人に着せる衣装に名号・経文などが書いてあるものをいいます。仏式の葬儀で使用されますが、最近では使用されるのは少なくなっています。

私たちがあるのはご先祖あっての私たち!!
最近耳にしたことなのですが、「結婚式にはお金を使ってもいいが、お葬式に、お金を使うのは?」と言われるのを耳にしたことがあります。
現代の私たちは「目に見えるもの、その時だけ」のみを大切にする傾向にありますが、私たちがあるのは、「ご先祖あっての私たち」を忘れてはならないと思います。
「結婚式には、お金を使ってもいい」
この言葉は、「幸せになって欲しい」という願いが込められていると思いますが、幸せを願うならばこそ、子孫・直近の親兄弟・人を大切にしなければなりません。
そのためには、お葬式で故人の歩んできた道を偲んであげましょう。