昨年2020年2月頃より、日本に於いて感染症・コロナが発生しました。
タレントで有名な志村けんさんが、このコロナで亡くなられたことは皆さんご存じだと思います。
その後、仏教会に於いても自主規制を行い、出来るだけ人が集まることを避けているようです。
関東のある宗派の住職さんの言ですが、
「今年は、コロナの影響で直葬・1日葬が増えて、通夜のあるお葬式が減ってきている」と言われていました。
宗教離れ・仏教離れしている今日ですから、当然の成り行きかもしれません。
ですが、私たちは古来より人が亡くなれば、通夜を行い翌日には告別式という形で故人を送ってきました。
そのことが、人間の死とは何か?人間はどう生きるべきか?を学んできたのです。
そのことが、お葬式をしないという事で失われつつあります。
やはり私たちは「死」を見つめ、「人間の幸せは何か?」を考えるためにも、ゆっくりしたお葬式が必要ではないでしょうか?
故人を偲び、死を見つめることが、なりよりの幸せの近道と思うのですが。