葬儀・仏事に関する迷信、占い

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葬儀・仏事に関する迷信・占いについて

迷信について

私達は一生のうち、あまり具体的に「死」「葬儀」を意識することはありません。ですから、身内に死者が出た場合、慌てたり、悩んだりと困ってしまいます。

そこに隙間風が入ってくるがごとく、「死」「葬儀」に関する迷信が仏教からきている如く言われ、私達の心を悩まします。 迷信と言われるものは仏教から来てはおりません。

故人を「感謝の気持ちを持って送ってあげる」そのためにも、迷信と言われるものに惑わされないようにしましょう。 下記に迷信と言われるものを記載しますので参考にして下さい。

迷信とは、事典などには「科学的根拠が無く、社会生活に支障を来すことの多いとされる信仰」或いは「誤って信じること」となっています。

【ご飯に箸を立てる】 ご飯に箸立
ご飯に箸を立てることによって異常さを示し、死を忌み遠ざけようとするものです。

【逆さ屏風】
屏風を逆さにして異常さを示し、死を忌み遠ざけようとするものです。

【棺を石で打つ】
「死は穢(けが)れ」という考え方から、石の魔力で死者の霊を封じ込め災いを防ごうというものです。

【出棺時、茶碗を割る】
故人の茶碗を割る風習は、再び舞い戻って災いを起こさないように、「帰ってきてもあなたのものはないですよ。」というものです。

【出棺時、棺を回す】
出棺時、棺を回すのは目が回って再び舞い戻って来ないようにとのことです。 まるで、故人を不幸災難の元凶のように扱っているようです。

【忌中の貼り紙】
故人宅の玄関正面上部に、忌中の貼り紙をするのは死の穢れを他に及ぼさないように広く知らしめる意味があるようです。

【清め塩】
死の穢れを振り払い、清めるという意味から葬儀後に、塩を身体(喪服の上から)にふりかける行為をすることを言います。

【友引】
友引は「友を引く」と書き、その日に葬儀を執り行うと、死者がこの世の人(友)を引っぱり、さらに死人が出るといい、友引の日に葬儀を行わずその翌日に葬儀を延ばす方が多いようです。 これはたわいもない文字の連想の迷信です。

【満中陰が三月(みつき)にわたる】
「満中陰(四十九日)が三月にわたるといけない」という迷信があります。  これは「四十九日が三カ月にわたるといけない」ということで「始(し)終(じゅう)苦(く)[四十九]が身につく三月(みつき)」からだというのです。

月の後半に亡くなると、四十九日目が三カ月にわたるのは当然です。この「三月(みつき)にわたる」は、語呂合わせの迷信そのものです。

【中陰の間の灯明(とうみょう)】
中陰の間つまり49日(満中陰)までの間、「お灯明と線香は絶やしてはいけない」と。  それは灯明や線香を絶やした場合、死者が迷うという考えからです。

良く考えれば、火がついているか、消えているかで、死者が迷ったり悟ったりするものではないと分ると思います。 これは「火を絶やしてはいけない」という迷信の産物です。  只、最近では宗教離れ・仏教離れからか、この迷信は殆ど聞かなくなりました。

【仏壇を買うと死人が出る】
誰も死んでいないのにお仏壇仏壇を買うと死人が出る、という迷信があります。     これは、お仏壇が「死者をまつるところ」という誤った認識から出たものと思います。

つまり、死者をまつるためのお仏壇を安置するのですから、死者がいないと困ります。  そこで、お仏壇を先に買うと、入るべき死人が出るという短絡的な発想から生まれたものと思います。

【分骨は身を裂く】骨壺
分骨することによって故人の身が裂かれて、故人が迷ってしまうという迷信です。遺骨は、故人の遺徳を偲ぶ縁としてあるものです。

お釈迦さまの遺骨のことで考えればよく分ると思います。  お釈迦さまのご遺骨は、お釈迦さまを敬う各国の人々によって8つに分骨され、それぞれの国に持ち帰って仏舎利塔が建立されました。

このように、お釈迦さまの尊敬の念が仏舎利塔、つまりお墓を建てしめたと思います。  ですから分骨は身を裂くものではなく、むしろ縁ある人々が少しでも多く故人の遺徳を偲ぶという慶ばしいことなのです。

【墓相】
私たちは墓相を気にして「墓石にヒビが入ると家族が怪我をしたり、家庭不和になる」又、「墓石が欠けたり傾いたりすると、家運が傾き、不幸を招く」となどと言います。傾き墓

これは、家族や自分自身に災いが起こるのを恐れて神経質になるからだと思います。  しかし、墓石と私たち或いは家族の間には何の因果関係もありません。  あまりにも墓相にこだわるということは迷信に振り回されていることだと思います。

 

占いについて

「占う」とは、国語辞典などには「うらなうこと」或いは「人の運勢、物事の吉凶、将来の成り行きを判断・予言すること」となっています。

私達は困ってしまったり、悩んでしまったりした場合、占いに頼ることもあります。  身内が亡くなった場合或いは葬儀に関しても「占い」に頼ったということを聞くこともあります。

葬儀・お葬式は「故人をおくる大切な儀式」です。  占いは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」を肝に銘じておきましょう。 「当たるも八卦、当たらぬも八卦」とは、当たっても当たらなくても、占いなどを深刻に受け取ってはならないという意味です。