葬儀とエンディングノート

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葬儀とエンディングノート

エンディングノート

エンディングノートとは、高齢者或いは人生の終盤を悟った人が、万が一に備えて自分自身の希望や家族への伝言を書き留めておくノートのことです。このエンディングノートに書き留めておく内容は特に決まっていません。主に
①病気になった時に、延命措置を望むか望まないか
②自身が介護が必要になった時、どのようにしてほしいか
③身内への財産などの分配
④自身が亡くなった時の葬儀をどうするか
⑤自身のお骨をどうするか
などです。

このエンディングノートには、法的効力はありません。自身の死後或いは存命中に何らかのことがあった場合に、家族の負担を減らすことを目的としています。
このエンディングノートは、書籍店などで販売されています。又、各市町村では無料の老い支度の講演会などで話されることがあります。

葬儀とエンディングノート

一昔前の日本の家庭状況

一昔前、私達は家族の長を中心として生活を営んでいました。ですから、何か事が起きた場合、家族の長が全てを判断して決めておりました。そして、長と伴に暮らしている家族は従順に長に従っていました。

勿論、その長に異論を唱える者もいたでしょうし、反対をしていた者もいたと思います。ですが、一応は、長が決断してその意見を通す権限があったのです。

又、高度経済成長以前、その家長制度が崩れていても私達庶民は、そう財産があるわけではなく又現在のように自分自身の意見を主張してまで、家族ともめるまでに至る者はいなかったと思います。

現在の日本の家庭状況

現在は教育の関係から、自分自身の主張を言い又その意見を通すことが出来る時代となっております。そのような時代ですので家族との争い或いは断絶をしてでも自分の意見・主張を通すものが出てきました。

親として子供に臨むことは、まず兄弟が入れば兄妹の争い事などなく幸せになってほしいと望みます。又、現在は核家族化や近隣住民の疎遠化によって親などとの意思疎通が欠けている所があります。それぞれが、それぞれの意見・主張をもって生きている時代ですから、個々人の個性は強いですが逆に親子・兄妹・親戚などの意思疎通はかけているのです。

葬儀とエンディングノートの切り離せない関係

故人の最後の祭典が葬儀
私達は長く生きれば生きるほど、その歩んできた歴史があるのです。残された者は、その故人の歩んできた歴史を大切にしなければなりません。私達はご先祖があっての私たちの存在なのです。

私達は故人を偲ぶことによって、「人間としてどう生きるべきか。その故人があつて私達があるという認識」を考えさせるのです。ですから、故人を偲ぶ最後の式典である葬儀が必要なのです。

エンディングノートで自身の葬儀を決定
近年、葬儀形態が変わってきております。一昔前は通夜がある一般葬が殆どの葬儀形態でしたが、最近では核家族化、経費節減を考えての1日で終わってしまう1日葬や葬儀式を行わない直葬が出てきております。

又、近隣の付き合いの希薄化によって、お隣りに居住されている方にすら身内の者が亡くなったことを知らせないということも出てきております。

このようなお葬式状況ですから、高齢化されている方などは残された者に対し、自身が死を迎えた時のことを考えて「自身の意思」を残していた方がよいのではないか、という時代となっております。ですから葬儀とエンディングノートは切っても切り離せない関係ではないでしょうか。

独居老人は、エンディングノートで葬儀方法を決めておく
私達は、歳を取ればどうしても身体の調子をちょっとしたことで崩してしまいます。

昔のように多くの家族で暮らしていれば身体の調子が悪いのを気付いてくれたり、直ぐ病院に連れて行ってくれたりしますが、どうしても一人暮らしをしていればそのようなことが無く身体の調子を崩したまま亡くなるケースが出てくると思います。

そのような時、エンディングノートで自身の亡くなった場合の措置、つまりどのような葬儀を行ってほしいか、その後の納骨はどうしてほしいかを記載しておけば、残された者も身内の死に対し戸惑うことなく葬儀手続きが出来ます。

そのために葬儀とエンディングノートは切っても切り離せない関係なのです。又葬儀に際して、どのような葬儀方法で行うか、自分宅の宗派、菩提寺の有り無し、お布施額など記載しておけば残された者は殆ど困ることはないと思います。