葬儀の用語

ホーム > 葬儀の用語

葬儀用語の意味と説明

以下に、葬儀が解りやすく執り行われるように、葬儀に関係する用語の意味などを記載します。

【 後飾り(あとかざり)】
後飾りとは、火葬を終えたお骨を安置しておくテーブル状の祭壇です。2~3段のものもあります。一般的に、お骨は満中陰(四十九日)の忌明けまで安置します。祭壇には、生花、線香、蝋燭、供物などを飾ります。

満中陰法要(四十九日法要)は、この後飾りの前で行うのではなく仏壇前で行います。

【遺影(いえい)】
遺影とは、故人を偲ぶために作られる写真で、胸から上の写真が利用されます。通常は、お葬式の時に飾られます。自宅では、床の間或いは仏壇の上で仏壇の真上を外して飾ります。

【遺骨(いこつ)】
遺骨とは、亡くなられた人の骨のことです。

一般葬】

一般葬とは、 従来から執り行われている葬儀形態(方法)で1日目は通夜式を行い、次の日に告別式、その後火葬という葬儀形態です。
この一般葬は、従来から行われている葬儀形態で現代の3葬儀形態(方法)の1形態と思えばいいでしょう。 僧侶の読  経は、通夜式での読経、告別式での読経、火葬場での読経、そして当日に初七日を行う場合は初七日読経です。

1日葬】
1日葬とは、 通夜式は行わず、翌日の告別式のみを行う葬儀形態です。 この1日葬は、現代の3葬儀形態(方法)の1形態(方法)と思えばいいでしょう。

この1日葬に於いての僧侶の読経は、告別式での読経、火葬場での読経です。 只、1日葬であっても告別式後に初七日法要を行えばいいと思います。

【位牌(いはい)】
死者の祭祀のために戒名、あるいは法名を記した板をいう。現代の葬儀には、白木の位牌を使用する。

【会葬礼状】
会葬礼状とは、通夜、翌日の告別式の会葬者に出すお礼状のことです。

【会葬返礼品】
会葬返礼品とは、通夜、翌日の告別式に参列してくださった方へ、会葬礼状に付けてお渡しする品物のことです。会葬返礼品は、香典を頂いていなくても弔問客の全員にお渡しします。

【忌明け】
忌明けとは、喪に服していた期間が終えたことを言います。この忌明けは、仏式の場合は四十九日が忌明けです。四十九日は、満中陰とも言われ満中陰(四十九日)法要を勤めます。四十九日までは、期中となります。

【規格葬儀(きかくそうぎ)】
規格葬儀とは、 市が市民のために経済的に安心して葬儀が執り行えるように各市が定める規格に沿って、指定した葬儀業者が執り行う葬儀のことをいいます。京阪神方面では神戸・尼崎・大阪などがあります。

【忌中(きちゅう)】
忌中とは、身内の者が亡くなって喪に服している(四十九日の)期間をいいます。「喪に服す」は、身内などが外出を控えたり、一定期間社交的な行動などを慎むようにすることです。
日本では、「死は穢れた(けがれた)もの」と考えられてきましたので、その穢れを祝いの場所に持ち込まない、或いは殺生をしてはいけない期間のことを忌中と呼んでいるのです。

【供花(きょうか)】
供花とは、一般的に葬儀の際にお悔やみの気持ちを込めておくるお花のことです。この供花は、葬儀式場、祭壇を飾るお花とも言えるでしょう。

ですから、遺族、親族、知人、そして遠方で葬儀に参列できない人や香典の代わりとしておくられる人もいます。

【経帷子(きょうかたびら)】
経帷子とは、納棺前に故人に着せる衣装に名号・経文、などが書いているものをいう。仏式の葬儀で使用されるが、最近では使用されるのは少なくなっている。

【現代の葬儀形態(方法)の理解と利用】
私たちは、一生のうち喪主等で葬儀を執り行うことは殆どありません。 ですから、いざ自分自身が喪主等で葬儀を執り 行わなければならなくなった場合、「どうしよう。」と困ってしまうものです。

そのような時、葬儀価格から葬儀を考えるのではなく、葬儀形態(方法)から葬儀を考えたほうがスムーズに執り行なえると思います。現代の葬儀は、3形態に区分して考えればいいと思います。

葬儀社によっては、価格等色々なランク付けで  葬儀形態を提示していますが、自分自身が喪主等になって葬儀を執り行う場合は、どの葬儀形態(方法)で葬儀をするか考えたほうが葬儀をスムーズに執り行うことが出来ると思います。

その葬儀の3形態(方法)とは、
直葬(釜前葬)1日葬一般葬です。
葬儀を執り行う場合、この3形態のどれにするかを考え、後は葬儀規模・価格などを考えて行けば葬儀がスムーズに運ぶと思います。

【榊(さかき)】
榊とは、椿(つばき)科の常緑樹です。榊は、神棚に枝の部分をお供えします。神事に使われる植物ということで「榊」という漢字になったといわれています。

【市営葬儀】
市営葬儀とは、 市が葬儀に関して市民の葬儀費用の軽減と市民の福祉の増進を図ることを目的として料金を設定して行っている葬儀をいいます。

市民葬儀と規格葬儀はほぼ同一意義で、違いは市が葬儀規格をしているか、市がどれ程葬儀に係わっているかの度合いだと思います。規格葬儀・市営葬儀いずれも市民の福祉を考慮していると思います。

【樒(しきみ)】
樒は、常緑樹で仏事に欠かせない木のため、お寺や墓地に植えられています。枝葉は、仏前や墓前に供えられます。摘むと抹香臭がしますので、線香や抹香の材料にされました。この木の種は、毒がありますので悪しき実と言われています。

【死化粧 (しにげしょう)】
死化粧とは、 死者の顔を穏やかにするための化粧です。 又、最後の姿だけに出来るだけ美しい死顔にしてあげたいのが遺族の望み でもあります。 髪を整え、爪が伸びていれば切ってあげればいいでしょう。

【死に装束(しにしょうぞく)】
死に装束とは、納棺前に故人に対して着せる衣のことです。

 【死亡診断書】
死亡診断書とは、 人が亡くなった場合に、亡くなった理由などを記載した書類で役所などに 提出するために必要な書類です。 病院で亡くなった場合、病院の医師に死亡診断書を書いてもらいます。

死亡診断書は、死亡届と左右対になっており、その書面を役所に届け出ます。 自殺、事故死などの場合は、警察医が検視を行い、死体検案書が出されます。

【 「死亡届」の提出・「死体火葬許可証」の(申請)受理  】
人が死亡した場合、「死亡届」の提出が義務づけられています。 医師から死亡診断書を受け取ったならば、死亡届に必要事項を記入して、死亡した日から七日以内に役所に提出しなければなりません。

死亡届を提出しないと火葬に必要な「死体火葬許可証」が交付されず、葬儀が出来ないので、実際には死亡当日か翌日には提出します。 死亡届の用紙は、左欄に必要事項を記入するようになっており、右欄が、死亡診断書で医師が記載するところです。

届け出る人は①同居の親族、②親族以外の同居人、③家主などの順です。 最近では、葬儀を依頼した場合、無料(サービス)で代行している葬儀社が増えています。その場合は、届出人と代行者の印鑑が必要です。

提出先は①死亡した人の本籍地、②届出人の現住所、③死亡した場所、のいずれかの市町村役場です。 死亡届の提出後に、その場で「死体火葬許可証交付申請書」を提出し、「死体火葬許可証」の交付を受けます。 死体火葬許可証は火葬の際に火葬場に提出します。 火葬場に向かう際には忘れないようにしましょう。

【白木位牌(しらきいはい)】
白木位牌とは、 葬儀の時、祭壇上に安置するための白木で作られた仮の位牌です。  白木位牌には表面に戒名(法名)、裏面に俗名・入寂年月日・年齢(享年)を記載します。  戒名(法名)を付けない場合は表面に俗名を記載します。

【精進落とし(しょうじんおとし)】
「精進落とし」とは、葬儀などで喪に服している期間、魚介類など生臭いものは一切口にせず、喪に服す期間が過ぎて(明けて)、魚介類などを食し普段の食事に戻ることをいいます。

【葬儀の意味】
葬儀とは、 葬送儀礼の略であるといわれています。 一般的には、人が亡くなり通夜・葬式・告別式の二日間の儀礼のことだけを葬儀 と呼んでいます。 昔は、葬儀とは死者の霊を墓に納める宗教儀礼をさすといわれてきました。

ですから、葬の方法は土葬・火葬など様々な方法があり、それが時代とともに 葬儀は葬祭場で行い、荼毘は火葬場でと変わってきたのです。 その間に宗教者(神官・僧侶・牧師)らの関与があり、今日のお葬式の形と なりました。

告別式は、葬家が、故人が生前お世話になった方々へ別れを告げる式典ですが、 現代は葬儀との区別がなく、葬儀と告別式が一緒になった形でお葬式として 執り行われています。

【弔辞(ちょうじ)】
弔辞とは、人の死を悼み、悲しむ故人への最後の別れの言葉をいいます。この弔辞は、告別式の時に故人と親しかった人が別れの言葉として述べます。

【弔電(ちょうでん)】
弔電とは、人の死を悼み悲しむ気持ちを伝える電報のことをいいます。この弔電は、通夜や葬儀に出席できない場合に故人を悼む気持ちを電報で伝えます。

 直葬(釜前葬)】
直葬とは、 従来から執り行われている通夜、次の日の告別式という葬儀形態ではなく通夜式、告別式は行わず、死亡から24時間遺体を自宅或いは葬儀社などの安置所に安置した後、火葬する葬儀形態です。

この直葬は、通夜、告別式はありませんが、火葬場で僧侶の読経を行う場合、直葬とは言わず「釜前葬」或いは「火葬式」という言い方をしています。  この直葬は、葬儀3形態(方法)の1つだと考えればいいでしょう。

【中陰壇(ちゅういんだん)】
中陰壇とは、 祭壇の一種であり葬儀で遺骨を火葬した後、遺骨を墓所に納骨するまでの間(中陰の間)に安置するために設けられた台です。  この中陰壇には、遺骨・遺影・三具足(香炉、花瓶、蝋台)鈴(りん)などが置かれます。 この中陰壇は後飾りのことです。

 【仏衣(ぶつい)】=【死装束(しにしょうぞく)】
仏衣とは、 故人に着せる着物のことで納棺するときにお着せします。 仏衣は死装束とも呼ばれます。 最近では仏衣ではなく、故人が着用していたもの又は愛用していたものを着せることも増えています。

その場合は、仏衣を上から掛けて使用したり用いない場合もあります。 着付けは普通左前で行われるようですが、浄土真宗では即、お浄土に往かれますので左前にしません。

【枕経】
枕経は、人生の終わりに臨んでご本尊に対するお礼の勤行です。人生を終えようとする本人がお勤めするものですがいつ寿命が尽きるかはわかりませんので、仮に生きておられるものとしてお勤めさせて頂くのです。

僧侶が、本人に代わって枕元に座ってお勤めしたことから枕経と言われるのです。ですから、遺体に対して読経するものではありません。浄土真宗では臨終勤行と言います。

【末期の水(まつごのみず)】
末期の水とは、 「死に水」ともいい、その人の生きている最後の水です。 そして、この水で生き返ってほしいという願いの気持ちが含まれています。 現在は病院で亡くなられる方がほとんどですが、自宅などに安置後、落ち 着いてから行うとよいでしょう。

【枕飾り(まくらかざり)】
枕飾りとは、 亡くなった人を自宅などに安置した際、遺体の枕元におく台です。 仏式の場合、遺体のかたわらに小さな机を用意し白布を掛け、三具足といわれ る香炉、燭台、花瓶を置きます。これを枕飾りと言います。

枕飾りでは、線香、蝋燭、の火を絶やさないようにと言われています。 又、この枕飾りでは、宗派によって方式が違うと思います。 そして、この枕飾りの葬儀費用ですが、枕飾りがプラン内に 含まれて料金がいらない葬儀社や別途料金としている葬儀社 もあります。

【枕刀(まくらがたな)】
枕刀は枕元に置いておく護身用の刀という意味ですが、葬儀に於いては、魂の抜けた遺体に悪い霊が入るのを防ぐために、枕元や布団の上に置いておく刀のことをいいます。

【密葬(みつそう)】=家族葬(かぞくそう)
密葬とは、 一般の方は葬儀に呼ばずに親戚縁者の身内だけで行う葬儀のことです。 例えば、社葬を行わなければならない葬儀の場合に、まず身内だけで葬儀(火葬) を済ませることを密葬といいます。

現在、家族葬という言葉を使いますが、家族葬は密葬と思えばいいでしょう。

【喪主(もしゅ)】
喪主とは、 お葬式を執り行う当主をいい、遺族の代表であり、葬儀の主宰者です。 通常は故人と最も縁の深い人がなります。一般的には、個人の配偶者、配偶者が高齢あるいは配偶者がいなければ子供などが勤めます。故人に近親者がない場合は、親しい友人が喪主を勤めます。

【喪中(もちゅう)】
喪中とは、喪にこもる期間をいいます。喪中とは、身内が亡くなった時、その死を悲しんで一定期間喪に服すことをいいます。
「喪中」と「忌中」の違いは、喪中は、死者を偲ぶ期間、忌中は、穢(けがれ)を祝いの場に持ち込まない、殺生をしてはいけない期間ということになります。

【霊安室(れいあんしつ)】
霊安室とは、一時的に遺体を安置しておく場所のことです。安置室も同意語です。

 【 湯灌(ゆかん)】
湯灌とは、 遺体を納棺する前にぬるま湯で、体全体をきれいに洗い清めることです。 最近では病院で亡くなる方が大半ですので、病院の看護師が、感染予防を兼ねた遺体の清拭をしてくれるので、わざわざ湯灌をすることもなくなりました。

以前 は自宅で亡くなった場合、身内の者が、ぬるま湯で全身を拭き鼻・耳・肛門など に脱脂綿を詰めていました。 最近では自宅で亡くなった場合でも、葬儀社の方が湯灌を行ってくれます。